第2回寄稿 海ねこ症候群「ワタシたちのコト」

        佐藤佐吉演劇祭2022の関連企画として開催される『見本市』

活動最初期にあたる9団体を選出し、ショーケース型の公演を行います
【公演詳細】
佐藤佐吉演劇祭2022 関連企画 ショーケース公演「見本市」
2022年4月7日(木)ー10日(日)@北とぴあ カナリアホール

みなさん、はじめまして。窓口担当の平井です
見本市の"カタログ"をつくるべく、インタビュー企画に続いて"団体からの寄稿"を集めました
今度は彼彼女ら自身の"言葉"に耳を澄ませてみてください✨
「見本市カタログをつくろう」第2回目の寄稿は海ねこ症候群さんからお寄せいただきました



 佐藤佐吉演劇祭 2022年 関連企画ショーケース公演「見本市」 
               
 
 皆様こんにちは、初めまして!!私たち「海ねこ症候群」と申します!!私たち劇団員は、真面目過ぎるメンバーが揃ってしまい、この真面目さをどうにかぶち壊すべく「見本市」突入する決意を固め今日に至りました!はじめての演劇祭参加ということもあり、劇団員一同、ワクワクが止まらない状況でございます!

  そんな私達のことをこちらの寄稿を読むことで観劇前に少しでも知ってもらえたらな〜と思います!カッチコッチの文章ですが、是非最後まで気軽〜な気持ちでお読みくださいませ!!



  海ねこ症候群は、劇団員4人全員が女性で構成されている。武蔵野大学在学中に同大学演劇部で出会う。部活動で活動しながら企画公演を3回上演した。大学を卒業し充電期間として 3年間演劇についてそれぞれ勉強と経験を積み、20218月に旗揚げ公演「袖を絞る朝」を中野スタジオあくとれにて上演。20222月にはモリエール作「病は気から」の上演を予定していた。しかし、情勢を鑑みて稽古半ばで中止を決断。そして今回、佐藤佐吉演劇祭 2022年関連企画ショーケース公演「見本市」にて、初の試みである劇団員だけの出演で、オリジナル脚本の上演に挑む。

 オリジナル脚本と古典、二足の草鞋で交互に上演するべく積極的に活動を行っていく。

 主宰・演出は作井麻衣子が務め、戯曲が持っている中核となる面白味を探り、役者の資質を大切にしながら演出をつけている。役者のエネルギーを舞台上に充満させ、その熱量を最大にするべく試行する。演じ手の主張がどこにあるのかを見極め、対話をする中で作品を創っていく。そして、外側にまわって作品を丁寧に見つめ直す。音響・照明は派手に使いコミカルかつ明快に仕上げる。
 脚本は坪田実澪が執筆し、交差される人間関係の葛藤と今を生きる人々の内側に隠れている希望を描く。登場人物は皆どこか優しすぎるという特徴がある。優しすぎる世界が崩れていくその様を目の当たりにする。そして最後には全てを包み込む…。観終わったあと、ちょっぴり優しい気持ちになれる物語。聞き馴染みのある口語的な口調で語られ、シュールなコント的一面も特徴である。
 古典作品は「難しい」の一言で済まされてしまう事がある現状を、我々が打破しようと目論み「なぜかとにかく面白い!」と思う作品を目指す。
 演劇は「社会を映す鏡」であると同時に、「気晴らし・遊び・息抜き」であると私たちは考えている。演劇をよく観る人にも、あまり触れた事のない人にも楽しんでいただき「日常の活力に」をmottoに4人足並み揃え、ひた走る。

 劇団員全員が俳優を務めているが、ぶつかり合う程に個性がバラバラ。そんな個性を包むかのように、作中に流れる音楽も劇団の特徴の1つである。作曲は全て坪田実澪が務めている。絶対音感と抜群の音楽センスを生かし、完全独学で作曲を行っている。さまざまなイメージやモチーフから自由に作曲する事が出来る。
 主宰・演出・俳優を務める作井麻衣子は稀にみる貪欲人間で顔は可愛らしいが、御局のごとく君臨している。脚本・作曲・俳優を務める坪田実澪はニコニコ・ヘラヘラしてるのに誰よりも負けず嫌い、歌にダンスに何でもやる。美術・制作・会計...諸々を務める河合陽花はボーイッシュな身なりで運動能力が高く筋肉で出来ている。劇団の大黒柱であり、もちろん筋肉で支えている。広報を務める井筒彩夏は変な動きをする真面目なバカ、いつも真面目に何か言っている。


 第1回、2回と劇団ではオーディションを行い素晴らしい役者に支えられた。スタッフは演劇に長く携わる人から、同年代とも広く関わり進んできた。第2回公演まで突き進み我々は気が付いた…。劇団員での話し合いが足りていないという事に!互いに疑問を投げ、意見をぶつけ合い、究極に納得する作品を届けなければ意味がない。私たちが本当にしたい、届けたい芝居はなんなのか…。今回の演劇祭は劇団員の力で作る。4つの脳みそを絞りだしどんな作品になるのか、もう一度言う、究極の作品を届けたい。どうなるのかわからないまま、いざ本番へ…!!


◎作品情報◎

海ねこ症候群「海月」

~あらすじ~
見知らぬ三人と「何か」から逃げることになったノリ。山を抜け、海を見下ろし、空を仰いだ。迫る時間の中で蘇る記憶、私はここに生きていたのか。そして今、何から逃げているのだろうか。もう一度チャンスが欲しい、私はきっと、違う答えを見つけるから。そう思いながら、三人を見つめていた。

~脚本~
坪田実澪

~演出~
作井麻衣子

~出演者~
作井麻衣子、河合陽花、井筒彩夏、坪田実澪

~参加チーム・タイムテーブル~
Cチーム
2022年4月
 8日(金)19:00
 9日(土)12:00
10日(日)15:00※
※終演後にアフタートーク有(約20分予定)

受付は開演の30分前。開場は20分前。
上演時間は約100分予定(1団体につき約30分の上演)。

◎以上◎

※次回は明日、ヴァージン砧からの寄稿です。次回もまたお会いしましょう!

 なお、記事の一覧はコチラよりご高覧いただけます。 

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